独身貴族のブログ

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#51 株式市場には中央銀行という生命維持装置が付けられている

本日欧州中央銀行が金融緩和を発表しました。

色々と細かいことはありますが、まとめると、

政策金利の引き下げ(-0.4%→-0.5%)と債券買い入れ(およそ2兆円/月、あまり金額の想像がつきませんが)

です。

政策金利引き下げ→回りまわって銀行の融資などに金利引き下げが反映され、企業がお金を借りやすくなって投資が活発になる

債券買い入れ→買い入れた分だけの金額が市中(=銀行)に出回り、銀行がお金を貸しやすくなり、お金が増えた分だけお金の価値が下がってインフレ(=重要な経済指標)が改善する

 

というロジックです。

ただ、これは今に始まったことではなく、世界の主要中央銀行がずっっっと前からやってきたことです。リーマン危機を乗り越え、やっと数年前から経済指標が改善してそろそろ政策金利は引き上げかな、金融引き締めかな、と思っていたところに、米中貿易摩擦が発生し(その他にも色々とありますが)、経済指標が悪化し始めて、やっぱり金利は引き下げなきゃ、、、、ということに建前上はなったわけです。

よって、経済の悪化を意味する政策金利引き下げの時は、普通は株は下がります。しかし、今回のサイクルでは、引き下げるってことは、経済が少なくとも将来は良くなるってことだから、株はいずれはあがるんだな!という思惑が働いて、金利を下げる時点で既に株価が上昇する傾向にあります。

逆に、金利を引き上げると、反対のロジックで株価は下がります。株の値下がりは人々や企業の景況感悪化を引き起こすので、余計に経済指標は悪化します。現在の中央銀行は、そもそもの景気の悪化に加え、金利引き上げ→株価下落→経済指標悪化、という心理的負のスパイラルに慄き、金利引き上げに踏み切れていない部分も多々あるのではないかと思います。要するに、別に金利を引き下げるほど経済は悪化していないのに、株価の下落を恐れて経済引き締めに踏み切れず右往左往している状態、と形容できるかと思います(中央銀行の皆さん生意気言ってごめんなさい😐)。

 

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すると、中央銀行が金融緩和を続ける限り株価は安定し続けると考えることも出来ます。ただし、そりゃ企業の業績が追い付いてこなければいくらなんでも株価は下落を始めるはずだ、と考える人もいて、ではその下落はいつ始まるんだ、ということが今投資家の中で話題となっているトピックの一つです。